場面緘黙症について

場面緘黙症とは、職場や学校など特定の場所や場面で、一貫して話すことが困難になってしまう不安症の一種です。発話が困難になる特定の場面やそこで現れる症状は人それぞれです。声を出せないだけでなく、頷くことすらできない場合もあります。

併存する問題

場面緘黙症の発症は幼少期が多いことがわかりました。そのせいか、他の児に比べて言語発達が遅いケースが多いようです。このように言語発達だけでなく様々な問題を抱えていることがあります。

例えば、場面緘黙症の他にもコミュニケーションに問題を抱えていたり、言語以外の発達に何らかの問題を抱えていることがあります。どのようなケースがあるのか具体的にご紹介していきたいと思います。以下の3つに分けることができます。

純粋な場面緘黙

場面緘黙のみを発症

言語障害などを併せ持つ場面緘黙

吃音、などを重複

発達障害などを併せ持つ場面緘黙

ASDや知的障害、などを重複

前提として、場面緘黙症の方は言葉を発することができないため、併発している障害の有無を正確に判断すること自体がとても難しいです。場面緘黙症のみ悩んでいるケースもあれば、様々な問題が重複しているケースもあります。症状などは人それぞれ異なるため個々に応じた治療が必要です。

治療

場面緘黙症の治療は大きく分けて以下の2種類です。残念ながら確立された治療はありません。

①専門家と実施する治療

・不安症に対する心理療法
・フェンディング法、シェイピング法
・心理療法(行動療法、認知行動療法、臨床動作法など)
・薬物療法
・音楽療法 など

②周囲との協力による支援

・職場や学校での支援
・家庭での支援 など

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