認知症について

認知症はかつては痴呆という名前で広く知られていた病気です。さまざまな原因で脳細胞が傷害されたり、機能が悪くなったりすることで、脳の働きの中の認知機能と呼ばれる、物事を記憶する、考える、判断するなどの機能が低下し、日常生活に支障をきたしてしまうことを指します。

種類

認知症の疾患としては、アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症、脳血管性認知症などがあります。

症状

認知症の症状は中核症状と周辺症状に分けられます。中核症状としては、記憶障害、見当職障害、理解力の障害、実行機能障害などがあり、周辺症状としては、幻視、幻聴、抑うつ、不眠、怒りやすくなるなどがあります。
具体例を挙げると以下のような症状が見られます。

  • 新しいことがまったく覚えられない
  • 自分が忘れていることに気付かない
  • 突然、時間や場所がわからなくなる
  • 同じことを何度も言ったり、聞いたりする
  • 物の名前が出てこない
  • 置き忘れやしまい忘れが目立つ
  • 以前より関心や興味が失われた
  • 水道の締め忘れが目立つ

診断

通常の問診、認知機能検査、画像検査、血液検査などにより総合的に判断いたします。地域基幹総合病院、近隣の検査施設などと連携を取ることで、必要な場合は頭部CT、頭部MRIなどの画像検査も行ってまいります。

治療

認知症を治す(記憶力を改善する)薬は残念ながら現在ありません。抗認知症や抗精神病薬を使用することで症状の進行を遅らせたり、認知症に伴って起きる抑うつ気分、不眠、いらいら、幻覚、妄想などの症状を改善させたりすることが出来ます。また、本人よりも家族がどう関わったらよいか困ることも非常に多いと思います。どんな症状でお困りなのか、ぜひご相談いただければと思います。

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